2010年 03月 11日
初めての わらじ作り
山学校、図書室にて炭すごを編む傍ら、今日は先生をお迎えしてます。 藁をなう格好は一緒ですが、出来上がりも、これから編まれる藁もシュッとしてスルスル進む先生と、藁がワサワサ・・・手元も出来たものもワサワサ・・・紐がどんどん太くなる・・・黙々と進んではおります、生徒です。 先生の紐は、こすった後はツルツル、表面がすっかり整っていましたが、まず、こする為の藁も適当にキレイな物でした。道具にする藁でさえ、モシャモシャ具合が違います(:-<)これは仕上げで整うのでしょうか? 「草履と違って、交差させないんだよ」「掌ほど編んだ所で、ツコを」教わる側も初心者では無いからこそ、手順の説明やアドバイスは言葉少なく、作業は順調に進んでいるようです。 またまた同じスタイルで、靴下も足袋型、お揃いで(:->)でも、素人目にも違いは明らか。先生はスムーズな動作の中に美しく仕上げるコツがあるよう。節を取ったり、藁を揃えたり、編んだものを整えたり、とてもスマートです。そもそも比べるには恐れ多い。「わらじ」を編むのは今日が初めてなのですから。 先に出来上がった先生のわらじで履き方を習いながら、長さや仕上がりの感覚をつかみます。これは少し長さが足りなかったかな?足首に紐を縛り付けて、長い距離を歩くことができる履物が わらじです。 鼻緒だけの草履と違って、紐、かえし、ツコがある為、台の編み方から草履とは異なります。ツコは方言、乳のこと。脇の出っ張った輪、紐を通す部分です。
自分が編んだものも、試し履き 「そんな わらじを履いて行ったら、閻魔様が『お前ドコから来た?』と驚くぞ」・・・ 鬼首から来ました、と胸を張って言えるように上達します(:->)藁は稲作の大切な副産物。上手に利用していきたいです。
自分が編んだものも、試し履き
by yamagakkou
| 2010-03-11 13:27
| 鬼首山学校