ヒロロバッグついに完成!
毎日の厳しい冷え込みで、どこもかしこも凍りつきそう・・・いや、すでに凍っています(^ ^;)
鬼首は意外なことに心配された程の雪にはなっていませんが、日本海側では大雪に見舞われている地域もあるようで、いつまで寒波が居座り続けるのかとても心配です。
早く天気が回復してくれるといいですね。
さて、先日ブログでご紹介しましたが、山学校職員が製作中のヒロロのバッグがついに完成致しました。
ヒロロのバッグは使っていくうちにツヤが出て、味のある色になるそうです。
前にもブログでご紹介しました「ヒロロのバッグ」
縦糸はヒロロ(ミヤマカンスゲ)、横糸はモワダ(シナノキの皮)という材料を使っています。この写真はヒロロを干したもの。
このヒロロで縄を綯い、その縄を編んでバッグを作ります。このバッグを作るには20メートルの縄が必要なので、継ぎ足し、継ぎ足しながら一本の縄を綯っていくのです。
ヒロロのバッグを作っていて一番難しいところは「縄をきれいに均一に綯うところ」
一番肝心で、しかも根気のいる作業です。
山学校に入学してからは地元の方に藁細工を教えていただいていたそうです。
そして出会ったのが山学校校長の所持品の「てっこ」
昔は鬼首では藁でミノを編んだりしていたようですが、ヒロロを使ってものづくりをしている職人さんがいないので、我流で編んだバッグを持って福島県三島町に足を運び、作り方を学びました。
山学校に入って2年5カ月、「自分の手でものづくりをしたい」というひとつの目標が達成されました。本当に良かったです。
これからも素敵な作品をたくさん作って、目標に向かって頑張ってほしいと思います。