鬼首小学校 そば打ち体験 その1
今回参加したのは3・4年生14人組の親子、28人です。
6月に種を蒔き、7月にはそばの花の観賞会もしました。
そば生産組合の高橋さんから「そばの花は2種類あるんでよね?」と聞かれた子供達。
「長い花と短い花~!」と口々に答えます。学習したことをしっかり覚えていました。感心です!
まず、鬼首公民館長さんからお話です。
「昔、鬼首は寒くてあまり米が採れなかったので、おなかいっぱい食べることができませんでした。でも、昔の人が知恵を絞って、鬼首の寒い気候がそばに向いていると考えてそばを作り、おなかいっぱい食べられるようになりました。鬼首は水がきれいなので美味しいそばが採れます。今日は頑張って美味しいそばを作ってください。」
鬼首は寒いので米はたくさん採れないけれど、それならば寒い気候に向いているものを作る・・・高畑の大根もそうでした。
昔の人が知恵を絞って作ったものが、今、鬼首の特産物となって鬼首を支えているんですね。
次に山学校校長からのお話です。
「みんながたくさん蒔いたそばは、半分は鳥が食べてしまいました。鳥の命を救いました!」・・・なんというポジティブシンキング!確かに命を救ったと言われると、食べられたのも仕方ないか・・・という気持ちになりますが。
みんなで記念撮影してから、そば打ちチーム、豚汁チームに分かれて調理開始!
まずはそばの先生からのお話。「今までけがをした人は一人もいないので、第一号にならないように気をつけてください」
ああ、良かった。鳴子小学校の後も先生はそば打ち体験で忙しかったはずですが、けが人0を更新中でした。
そしていよいよそば打ちの始まりです。
①粉をよ~く混ぜ合わせます。指を立てて、グルグルと円を描くように混ぜます。
④そば粉が十分水を吸ったら、次はあまり力を入れすぎずにこねていきます。
と、ここまで見ていると、この間の鳴子小学校のそば打ちとは何か違った感じがします。
何が違うのかな?そう!
「そば打ち体験、今までやったことがある人?」は~い!次々に手が上がりました。
やっぱり!鬼首の子供達ほとんどが初めてのそば打ちではないんですね。
だから、これが本当にそばになるのかな?という疑問が出ないのです。
そしてお母さん達よりも子供達の方がそば打ち体験の機会が多いので、子供達の方が積極的にお母さんをリードしてそば打ちを進める姿が見られました。
小さいころから地域の行事などに参加して体験したことを、しっかりと吸収している子供達がとても頼もしく感じました。
~その2へ続く~